雷句誠の今日このごろ。

漫画家 雷句誠のブログです。 代表作「金色のガッシュ!!」「どうぶつの国」「VECTOR BALL」

ちょこっと体調不良。

実はここ1ヶ月、ずっと微熱持ちだったのですが、この2、3日どうも体力のつらさがでて、熱も高くなり少々グッタリとしてました。結局、今日お誘いいただいていた千葉組の獣道アタックツー(バイクのオフロードの遊びです。)もギリギリまで様子を見ましたが断念してしまいました。ムヌ~~~~・・・

何と言いますか、私には2、3年前から交流の出来たバイク仲間さん達がいます。今回の訴訟の件でも何かと自分を支えてくださってる部分もあり、とても嬉しいのです。(やはり漫画家さん関連の友人を巻き込めないこともありますので。)皆さん、自分と同年代か、それ以上の年配の方々ですが、一緒に遊んでいてとても気持ちのよい方々ばかりです。結構その先輩の家庭におよばれしたり、バイク仲間さんが東京に来た時は自分の家にも泊まっていってもらったりしてます。特にツーリングとかじゃなくてもタダ単に飲み会を開いたりとかもやりますよ。きっと、仕事ではなく趣味で繋がった仲間だから心の開き具合も大きいのだと思いますが。良い物です。毎週と言っていいほどどこかで何かのバイク企画が出たりして、連載中も本当に楽しい休日を過ごせました。(皆さんよいお年なのでバイクのマナーも良いしね。腕はとんでもなく上手い方達ばかりですが(汗))こういう職を越えた友人、先輩、お師匠はこの歳になると本当に財産だと思います。嬉しいし、大切ですね。

ああ、なんてことを書くとファンの方達が寂しそうな感じになっていまいますが、もちろんファンの方々の声援やメールが一番私を支えてくれていますよ。(マンガに関しては特にです。)

ちなみに応援メールは1654通、応援も批判もしているメールは14通、批判メールは30通と、たくさんいただいています。現在裁判中の方からの大事なアドバイスなどもいただいていたりしています。何と言いますか、経験者の方のご意見と言うのは身にしみるものがあり、いろいろ覚悟をさせてくれるものです。ありがとうございます。

メール自体は訴訟関係のメールより、質問コーナーや、ガッシュ完結の感想メールの方が増えてきたように思えます。(でも数えてみたら訴訟関係のメールも前の日記より約100通来ているのですね。凄いと思います。)感想メールでは、ずっとネットなどで応援してくれた方の、掲示板の応援を添付してくれたメールもあったりして、感想関連のメールは純粋に嬉しいですね。そしてmixiでの感想掲示板のようなものをコピーして送ってくれてるものもありますよ。本当にありがとうございます。そして、やはり質問コーナーへのメールが凄い数来ているので・・・・

質問コーナー行ってみましょう!!

〒RAIさん/エルザドルは、同じ龍の神童であるアシュロンとやはり同格の強豪だったのですか?
(クリアにアシュロンには勝てないと言われたゴ-ムくらい、もしくはそれ以上には強かったのでしょうか?)

Å雷句/ありゃ、RAIさんも2回目の当選かな?おめでとうございます。ちなみにアシュロンとエルザドルの強さは、若干アシュロンの方が強かったのですが、大体2体とも同じくらいの強さでした。ですが、アシュロンはクリアと言う凄まじい強敵にあったことで、その強さの差を埋めようと、もの凄い修行を始めたのです。ので、エルザドルがバリーと戦った時点だとアシュロンの方が強さでは上を行っていました。

〒なっちさん/ 魔物のデザイン、服はどう考えていますか?

Å雷句/魔物のデザインは・・・そうですね・・・動物図鑑を見たり、恐竜図鑑を見たり、ゲームのモンスター画集を見たり(この場合はパクリにならないように、「雰囲気」や「感じ」のみを勉強します。)そうやって作っています。服はやはりファッション誌を沢山見ます。ファッションショーのデザインセンスなど見ると凄く刺激を受けます。普通の服などは「はいせんす絵本」などの通販雑誌がお勧めです。子供服もちゃんと見れます。

〒そのだそのださん/「手紙をもらった人の33人の中に、1000年前の魔物のパートナー(モヒカンエースと料理屋)はいるのにアルベールはいないのか??」「同級生の金山がでてなかったのはなぜ??」ということです。

Å雷句/え?モヒカンエースは33巻のラストで描かなかった気が・・もしかしたらリーン、もしくはラウシンと間違えてませんか?そして料理屋は多分ウルルでパティのパートナーです。金山は・・・・ページ数の都合で・・・・

〒こんにちは┏●の人/バルカンはどうやって魔界に持っていったのでしょうか?

Å雷句/ガッシュのマントの内側のポケットに入れていたのです。そのバルカンの中にはメロンの種が入っていました。ちゃんとブラゴとの最後の戦いの時に身につけていたのですよ。

〒とりバードさん/ファウード戦で、リオウとゼオンがファウードを操るためにつけたピアスっぽいやつってつけたらしぬほど痛いとおもうんですけどどーなんでしょうか?またぼくがつけても我慢出きるんでしょうか?

Å雷句/あのコントロールキーは額にブッさす感じだけど、実は気持ちい~~~んだよ。フッフフフ。

〒コーヒーゼリーさん/キャンチョメはデュフォーの特訓により最強になりましたが、魔界では相変わらずティオにいじめられたままなのですか?

Å雷句/はい、きっと、ずっと。・・・でも仲良しですよ。

〒ゆうさん/とてもくだらない質問ですが2色カラーはどのようにして描かれているのでしょうか?出来ればあのカラーの技法や名前など教えていただきたいです。

Å雷句/2色カラー、いわゆる雑誌とかでよくあるフルカラーではなく、赤、黒(墨)の濃淡で印刷しているカラーのことですね。あれは印刷の段階でそうなってしまうので、実は原画はフルカラーで描いています。自分も2色専用の描き方などは知らないのですね~。ですから、フルカラーで描いて原稿を渡せば、青も緑も紫も!何の色でも赤と黒の濃淡で表現する絵となって印刷されますよ。

〒マヨネーズ男さん/僕が清麿だったら、シェリーに一目惚れすると思うんですけど(めちゃ好み)清麿はシェリーの事、異性としてどう思っていたんでしょうか?(変な質問ですみません)

Å雷句/そうですね・・・「怖い・・・女」として・・・

〒匿名希望さん/清麿が、新・ベルワン・バオウザケルガのときの、シンというところで、口大きく開けていたのですか?シンだったら、口はあかないのでは?

Å雷句/・・・うん・・・いや、まてまて、マンガには勢いが大切と言う所もあってだな。演出と言うか・・・何と言うか・・・ほら、カッコイイじゃないか・・・ね?

〒匿名希望さん/一回目にクリアと戦った時にシェリーの髪がやられたにもかかわらず、清磨の家に来たときには元に戻っていたんですが、なぜあんな早いんですか?

Å雷句/うん・・・クローゼットの中にね・・・沢山ね・・・スペアがね・・・・ヌンチャクはあるかどうかわからないけど・・・

〒翔さん/ガッシュの魔本が金色に輝いたのはそういう設定にしようと前から決めていたんですか?それで金色のガッシュ!!にしたんですか?漫画読み終わった後すっげ気になってまして……w

Å雷句/ガッシュの魔本を最終的に金色に輝かせるのは考えてましたが、全ての魔物の呪文が使えるようになるのは、まだ最初の時には考えてませんでした。でも、連載しながらずっと、あの「ぶ厚い本」のページをどうやって埋めようか?(もちろん一体の魔物の術では埋められないほどのページ数なので)とかはずっと考えていましたから、終盤ではもう魔本の設定は出来ていました。

〒公平さん/別のインタビューで仕事場の様子が出ていたのですがとても綺麗でしたね。漫画家は皆さんあのような感じなのでしょうか?私は見た瞬間、JOJO4部の露伴先生の仕事場みたいだなぁと思ってしまいました。

Å雷句/いや・・・ほとんどの漫画家さんは本や資料が乱雑に積み上げられているマンションの一室だと思います。でも、ある程度成功した漫画家さんはやはりお金をかけるとしたら仕事場にかけると思いますので、広くて綺麗な仕事場を持ってる人は多いと思います。自分の仕事場が他の先生と違う部分は、やはり天井高を日本の一般の家の2m40cmではなく2m80cmまで高くして(アメリカの標準の天井高だったかな?)いつも仕事場にこもっても、開放感が出るように作りました。

〒江戸川区のガッシュファンさん/部屋に大きく飾ろうと思って最近ずっとガッシュの表紙をマネして描いていますがなんか色が全然うまく描けません。にじんじゃうし。友達に教えてもらったコピックで描いてますが、雷句先生はもっと違うものを使っているのでしょうか。何で描くのがいいですか?よかったら教えて下さい!

Å雷句/自分はコピックも使いますが、一枚絵のイラストとなるとカラーインクを使っています。ホルベイン製ですね。ドクターマーチンのカラーインクも有名ですが、あちらは種類がありすぎてどの色を使って色を塗ればよいかわからなくなるので(笑)やはり自分は美術部で絵を描いていたので「色は混ぜて造る」のです。あと、コピックで色がにじむのならば、「紙」を変えてみるのも良いですよ。自分の愛用するコットン紙は色を凄く吸収してくれるのでこれにしました。他にもコピックならばBBケントや、コピック専用の紙も発売されてます。普通の画用紙やキャンソンのいろいろな種類など、絵の具も重要ですが、紙もまた重要な画材です。お金と暇があれば沢山試してみる事をお進めします。

〒匿名希望さん/「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」とファウードに放った「バオウ・ザケルガ」って、どっちが強いんですか?このことで、兄貴との論争が続いています。教えてください。

Å雷句/もちろん「シン・ベルワン・バオウ・ザケルガ」です。これはやはり魔界の魔物が沢山協力して力を出し合った術ですからね。ファウードを倒したバオウよりもずっと強いです。ちなみに兄とあなたとどっちが論争に勝ったか、こっそり教えてください。

〒匿名希望さん/33巻のカバーにあった写真はライクさん本人ですか?

Å雷句/わ・・・私じゃなかったら、誰が写ってるというのかね?!

〒チエさん/バイク雑誌に掲載されてた写真と、オークション出品の写真と見比べると随分ほっそりした印象を受けました。コミックスにダイエットに励んでいると書かれてましたが…ダイエットに成功されたってことですよねっ!?もし、そうならばどんな風なダイエットをされたのでしょうか??現在ダイエット中の身の為、非常に興味があります…

Å雷句/ハッハッハッハッハ、ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ。アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!


実際、体重は増えてたりしてね・・・(笑)一応スポーツジム通ってるのですが、やはり筋肉がちょこっと増えてるみたいです。だから体重は増えても、全体的に締まってきてるのかな?でもジムと言っても週2日か3日行ってる程度です。

さてさて、何だかまたフラフラしてきたので今日はここまでです。
明日は夕方から出かけねばならないので、休みます。

皆様もお体を大事にして過ごしてください。
メール、ありがとう!!ではでは~~~~~!



さて、更新です。(遅れました)

みなさまこんばんは、雷句誠です。

さて、まずはちょこっと前に約束した集合写真のガッシュの衣装が王様バージョンをいってみましょう。と、いっても、やはり変わってるのはガッシュの衣装だけなのでそこら辺は変に期待しちゃダメですよ。
画像

もちろんお次は質問コーナー、いってみよう!ヘイ!!

‡日立さん/以前から気になっていたのですが、まるかじりブックやWEBサンデーの魔物図鑑を見ますと、ヨポポ・ドンポッチョ・ビョンコの三人は本の色が黄緑になっていますが、全員同じ色ということで間違いないんでしょうか?

‰雷句/あ!うん・・・このころは私、何も考えず・・・イヤイヤ、「色カード」と言う物を使ってなかったのだよね。「色カード」ってのは「標準色カード」といって、日本色研事業さんと言う所が出している2百何十色ある色(実際の色の紙)のカードと、その名前がついている単語票みたいな手のひらサイズのやつでして・・・高校でデザインやってる時は持ってたのですが、漫画の現場などでは必要がないためにこの存在を忘れてたのですよ。(アニメーターさんは結構持っていますよ)で、正式な名前をいってみましょう!! ヨポポ=若葉色。ドンポッチョ=パラキートグリーン。ビョンコ=もえぎ色。です。

‡匿名希望さん/魔物の子の中で何人かクリアに消されてしまった子はいるんでしょか?消されてしまった子はやっぱり消去されたままですか?

‰雷句/むむ!!実はクリアに消された子はいません。ゴ-ムと出会う前に戦ったのはアシュロンのみですよ。それまでは・・・ヴィノーがしっかり喋れるようにしっかりと子育てをしていました。

‡たらこさん/ファウード編の時から気になっていたんですけど…ファウードって結局、魔物ですか?
それとも魔物型ロボットみたいなものですか?(自分の意思はありますか?)ファウードは魔界に帰った後、むこうの魔物がなんとかしてまた封印したのかなと思うのですが、ファウードが魔物だとしたら
それってレイラが石板に閉じ込められていたみたいに、悲しいことにはならないのかな、と、思いつつ、まぁやっぱり封印しなかったらしなかったで大変だと思うのですが…。どうなんでしょうか?

‰雷句/ん?たらこさん、2回目だね。おめでとう!ファウードは作られた魔物・・・いわゆるフランケンシュタインのような人造人間ならぬ魔物造魔物かな?しっかりと命は持ってるのです。でも、大きすぎる力故、みんなと遊べないのを不憫に思ったガッシュ王は、普通の魔物のサイズの体を与え、ガッシュ達と仲良く学校に通っています。ウンコティンティンは・・・ほら・・・鬼太郎の目玉のおやじみたいな感じで・・・新ファウードの体のどこかにくっついてるよ(笑)
ちなみにもう一つのメールに質問があった、手書きのファンレターや贈り物だけど、たらこさんの他にも多数質問いただいてて・・・そのうちなんとかしますので、またの更新をお待ちくださいね。

‡匿名希望さん、軽石さん、他沢山の人/「コルルをあんな風にしたの誰ですか?」ガッシュは、心優しいコルルに、凶暴な別の人格を植え付けた者を突き止めるような話、してませんでしたか?きっと、コルルの謎が解明されるに違いないと、最後まで期待していたのです。その謎が解けずに、いまだに心残りです。

‰雷句/ふむ・・・あなたは「破壊の女神」のお話をご存知だろうか?その女神はとても心優しい女神様だが、持っている力は全てを破壊し、全てを傷つけてしまうと言う悲しいお話です。困っている人を助けてあげたいのに、手を差し伸べればその人を傷つけてしまう悲しい女神。自分の欲しくない才能を持ったばかりに苦しみ続ける神様のお話です。最後の敵、クリアとちょこっと似ていますね。コルルの凶暴なあの人格は、力の持つ側面なのです。力の人格なのです。二重人格という物かも知れません。そして最後にでた「シン・ライフォジオ」これはコルルの才能が生んだ力ではなく、コルルが望み、手に入れた力です。運命に負けず、人を守りたいと必死に願い、修行し、手に入れた力と思ってください。

ちなみに「破壊の女神」のお話は・・・・・雷句の作り話だよ。ウフフ。

‡ウォンレイさん/こんばんは♪ウォンレイです♪質問ですが、ウォンレイと別れた後リィエンは農作業をどうしてるんですか?教えてください♪

‰雷句/リィエンはトラクターを手に入れたよ。もちろんヤンマーだ。

‡ttsゴームさん、その他多数さん/こんにちは、質問なんですが。最終話でキャンチョメを見送ってるのはキャンチョメのお父さんですか!?できれば名前も教えてください。

‰雷句/はい、あの人はキャンチョメのお兄さんですよ。名前は「ハンソデ」です。

‡匿名希望さん/31巻でキャンチョメとの練習試合の前にデュフォーが清麿に「アンサー・トーカーの力を今回は引き出さない」と言っているのですが、逆に言えば、これは「アンサー・トーカーを使えばキャンチョメが新術(シン・ポルクなど)を使っても勝つことが出来た」ということなのでしょうか?そもそもシン・ポルク、ミリアラル・ポルク、フォウ・スプポルクは最強の術だと思うのですが、勝つ方法はあるのでしょうか?

‰雷句/はい、「シン・ポルク」はとても強い技です。しかし、当のキャンチョメやフォルゴレはその術を使うにしては、策の練り込みが浅いのですね。ですから、アンサートーカーの力を使えば、簡単にシン・ポルクを破れます。「シン・ポルク」は自分の変化させた体を相手の体に触れることによって、目を閉じ、耳を塞いでもその人の脳に命令を出します。しかし、魔物の術はキャンチョメには無効となっても、目を閉じ、耳を塞いだ状態で、「キャンチョメの本体の場所」をアンサートーカーで探し出せば、そこに向かって「石」をぶん投げ、ヒットさせることでキャンチョメは泣いてダウンします。そう、シン・ポルクは術ではない、石や弓などの飛び道具に弱いのです。「物」には脳がないから命令が聞かないのですね。体を変形させて石を防いでも、元がキャンチョメの体だから、当たると痛いのです。もっと、使う人の頭が良ければ、無敵の術になっていくと思いますよ。

‡石川さん/質問メールお願いします。ムスカ「ルシータ・トゥエル・ウル・ラピュタ。『ウル』はラピュタ語で王!」

‰雷句/「ジガディラス・ウル・ザケルガ」の『ウル』もラピュタ語で王!そう、パクリだ!!

‡金色の長飛丸さん、匿名希望さん、その他、数えきれないほどの方々/ガッシュはパムーンの石像を見たことがあると言ってましたがそれはどこなんでしょう?

‰雷句/待ってくれ!しばし・・・しばし時間を!!

あ、もうこんな時間だ!!と、言うことで、今回の質問コーナーはこれにて・・・
これからもどんどんと質問は受け付けますよ。沢山送ってね。ね。

そして最後に、先日の新潮さんの記事に関しての応援メールやメッセージ、本当に沢山いただきました。本当にありがとうございます。

それらも含め、応援メールは1558通、批判メールは29通、批判も応援もしているメールは13通です。新潮さんの記事の件にて、年配の方々の意見として多かったのは、「一つ一つ真面目に答えずとも、軽く流してしまっても良かったよ。」です。うん、そのとおりでもありますね。何と言うか、年配者の達観した意見・・・本当に助かります。他にもたくさんありがたいアドバイス、心を軽くしてくれる応援、ファンの声援。本当にありがとうございました。ええ、負けじとがんばりますよ。

なんか凄い編集者さんから来てるメールもあったりして・・・本当にありがとうございます。(何と言うか恐縮です)いや、スミマセン、今までで声をかけてくださった編集さんも凄い人ばかりです。編集長さんとかも平気でいます。(汗)何と言うか、今回は知っている作家さんの名前があったので・・・それで驚きました。特別みたいな感じになってしまってすみません。

また、何かありましたら書いていきます。もちろん質問コーナーもね。フッフッフ。
では、またお会いしましょう。またまた~~~~~~!!

おい・・・これは・・・

おい・・・これは・・・凄い記事だな・・・・(笑)

み、皆様こんばんは、雷句誠です。
はい、上記の感想は週刊新潮さんの記事の事です。
みなさんも、読まれた方が多いと思いますが、私ももちろん読みました。
で、インタビューよりも内容が何と言うか・・・凄い状態になってまして・・・
まあ、とにかく、事実とそうでない部分と、行ってみましょう。はぁ・・・

まずはアシスタントに対して自分が言った言葉。
「この裏切り者」「嘘つき」「前からおかしいと思っていたんだ」「こんな人間とよく仕事ができたもんだ」「どこまで馬鹿にするんだ」まず、全部違います。まずコレに関しては、怒り出すと言うと書いてありますが、自分が怒るときは仕事でのミスや不具合のときのみです。なぜ人の人格に関して怒らなくてはいけないのかわかりません。仕事に必要ないのです。しかもこの件に関して、新潮さんのインタビューは『「嘘つき」に関して酷い扱いを受けたアシスタントの証言がある。』と言う事だけでした。その他の言葉はこのインタビューでは出てません。この嘘つきに関しても、心当たりがあるとすれば「嘘は墓まで持っていくものよ」と仕事場で言うアシさんがいたので、そのアシさんの事かと思います。仕事場の雑談で本人の口から喋ってるから、仕事場全員が知ってるものです。で、それを元に自分がそのアシさんに直接怒ったりした事はありません。

「どこまで馬鹿にするんだ」この言葉は、ガッシュが終わったらもう小学館の仕事はしないと言っているにも関わらず、何も無かった振りをして仕事を持ってくる編集者には言いました。まあ、それ以前にも陳述書に書いたような対応を編集者にさんざん取られているので・・・。との事でアシスタントに向けた言葉ではありません。編集者に対しても、仕事を持ってきた編集部に直接FAXで伝えた物で、怒鳴る事はありません。

さて、次です。
「アシスタントが買い出しに行って、20分で帰って来ないと激怒するんです。元の仕事場では、階下の人間から、静かにしてほしいと苦情を言われた時、『静かにしろ!』と印刷した紙を、仕事場の壁にびっしり張ったそうです」(漫画編集者)

アシスタントには買い出しを頼んでますが、朝、昼、晩の3回をそれぞれ別のアシさんに頼んで行ってもらっています。ですから、平均的な買い出しの時間が解るのです。その中の一人が遅いと、周りのみんなにも迷惑がかかるのでそれで注意します。(この事はインタビューでしっかりと答えましたが新潮さんは書いてくれませんでした。)

「『静かにしろ!』と印刷した紙を、仕事場の壁にびっしり張った」コレはもう何と言うか、無茶苦茶です。その張り紙をした事も無いですし、自分の仕事場(昔も)は夜の音には気を使っているので苦情を受けた事もありません。(本当です。アパートの時は特に気を使ってました。)

では、次。
「うまく背景が描けなかったことがあったのですが、雷句先生は壁を穴が開くほど殴りつけました」(別のアシスタント)

コレは一部本当です。自分は、仕事に関して本当に怒ったら壁を殴ります。穴もあけました。でも、しょっちゅうではありません。壁を殴ったのは2回。机は拳ではなく握った手の小指側の腹(?)で叩く時があります。机に拳で殴った時は骨折をした1回のみです。あと、「背景が描けない」と、いうよりは、締め切りが迫ってるのに急がない。何度教えても同じミスを繰り返す。などの時です。ミスなどは、普通に注意をし、技術を教え、直しなどを出します。しかし教えた事を全く無視した仕事を何度も持ってきたり、仕事に対してふざけてる態度が直らなくなってきたら怒ります。仕事なのです。遊びではありません。週刊連載の厳しさを教えるためもありますが、本気で怒るとやっと、アシさんも本気で仕事をし、技術がしっかりと上がる人が出ます。ですが、上記の経緯でアシさんに一度目に怒って、その原因が直らず、しばらく様子を見て2回目怒っても直らなかった時は、その後冷静にそのアシさんと話をして、「ゴメン、家では育てられない。」と、辞めてもらいます。やはり漫画の厳しさ(特に週刊連載)を知っているので、自分の所で育てきれない、無理かもしれないと思った時は申し訳ありませんが、辞めるか、別の仕事場へ移ってもらっています。(自分じゃダメでも他の先生だったら育てれるかもしれないから)アシスタントは漫画家になるための道です。就職なら、しっかりとした会社の方でしなければ行けません。自分自身も一つの連載が終わったら、次の連載が上手く行くとは限りません。コレは全ての漫画家さんに言える事です。だから、この辺りは厳しくしています。きっと、今回新潮さんのインタビューに情報を出したのも、自分の所では育てきれなかったアシさん達だと思います。

念のため言っておきますが、机は自分の机、壁も少し離れた壁を叩いています。アシスタントの机やすぐそばの壁を叩いてはいません。ケガをさせたアシさんの時、胸倉を掴んだ時が、怒った時にアシさんの体に触れた最初で最後です。やはり精神的にとてもキツかったのですね。本当に反省ばかりです・・・申し訳ありません・・・

では・・・次に・・・
「夜中に編集さんに大量のファックスを送りつけ、用紙がなくなるほどの嫌がらせをしたこともありました。内容は、”お前はいつも俺を馬鹿にしてんだろう”といった類のものでした」(同)

これは全くの嘘です。ちなみにこの質問、実際のインタビューでは「夜中にアシスタントに大量のファックスを送りつけ・・・」でした。自分が「何のために夜中アシスタントに大量のファックスをするのですか?」と聞くと、新潮さん「なんの・・・ため・・でしょうねぇ・・・」と、答えていました。そして、記事になってみたら上記のように『アシスタントのファックスに』が『編集のファックスに』に変わっていました・・・もちろんこのインタビューの会話は録音してあります。ちなみにいえば、新潮さんのレコーダーでもちゃんとこの様子は録音してあります。

では、最後です。
「少年サンデー編集部に送ったファックスには、”このままでは、いつか本当に人を殴り、傷害事件を起こしそうで怖い””この文章を読んでも自分がおかしいことはわかるでしょう”などと書いていたんです」(先の漫画編集者)

コレは本当です。いわゆるアシさんにケガをさせて、自分の右手を折った時のファックスです。アシスタントさんをケガさせてしまった時点で本当にもうダメだと思いました。ですから、このファックスの書面の続きで「ファウード編が終わってから、1年でガッシュを終わらせてください。それ以降、週刊少年サンデー、及び(株)小学館でのお仕事を一切お断りさせてください。」とのファックスを送りました。あの時は、本当にあのままサンデー編集者との仕事を続けていたら、本当にストレスに耐えきれないと危険を感じました。上記の内容は、当時のサンデー編集者のやり方に「警告」も含めて出しました。当時、編集者が原因かどうかは解りませんが、とても精神的につらい状態でがんばっている、サンデーの漫画家さんの噂を人づてに聞きました。自分はこう言う編集者の仕事の仕方でも負けずにがんばるぞ!と、がんばった有り様がこの事件です。憶測かも知れませんが、当時の編集部への「警告」も含め、このファックスを送りました。もちろん、こう書くことでサンデー、ひいては小学館を出る覚悟が本気であるという意思表示も入っています。

ああ・・・・終わりました・・・やっとです・・・
もちろん、記事の中に事実もあり、自分も反省すべき所がありますが、とにかくこのデタラメ加減は笑うしかありませんでした・・・いや、今は疲れ果てています。逆にこういう情報を流している編集者は何でもいいから難癖付けろとなんか必死な感じがします。結構、いただいた応援メールの中に「きっと小学館側は、雷句誠を精神異常者と見せて攻撃してきますよ」とのメールを結構沢山いただきましたが、これなのかなぁ・・・なんだかなぁ・・・と思っています。

一応、この記事の件に関してはすでに今日の夕方、弁護士さんとの相談はすませてあり、行動を起こしてもらっています。

ちなみに新潮さんのインタビューはとても攻撃的ではありましたが、一応、自分がお願いした件とかは記事に出さないなど、(詳しくは書きませんが、自分の師匠である藤田先生まで巻き込もうとする姿勢が出ましたので、「そういうことはしないで下さい。」とお願いしたのです。)記者としての「義」は果たしてくれましたよ。最後は小学館に非があると書いてくれましたしね。

しかし! 今回の応援メールでも下記のように・・・
「何故「週刊新潮」という金儲けの為ならでっち上げなんか当たり前で有名な雑誌のインタビューを受けたのですか?世間知らずにも程があります!!あの雑誌は平気で嘘をつくんです!どんなに正しい事を言っても無駄なんです。」
なんて言ってくれる方もいました。この文章の真偽は別として自分の場合は、こんな結果でしたね・・・・だって、自分、週刊新潮さん読んでなかったんだもん・・・今回のインタビューも田舎から帰ってきて疲れてた所、ちょうど電話がかかってきて、「今日これからインタビューに行きたいのですが・・・」って・・・弁護士さんと予定を合わせる時間すらなかったです。

で、やはり申し訳ありませんが、もう週刊新潮さんのインタビューをお引き受けすることはありません・・・ちょこっと・・・懲りました・・・

質問コーナーはまた、次回です!!
沢山質問くれている皆さん、ゴメンね。今日はもうこれまで。
ではではまたお会いしましょう~~~~~。
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