雷句誠の今日このごろ。

漫画家 雷句誠のブログです。 代表作「金色のガッシュ!!」「どうぶつの国」「VECTOR BALL」

2009年09月

牛になって、ムツゴロウさんの胸に飛び込む。

~きっと一生の思い出~
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『私が牛になって、ムツゴロウさんこと畑正憲さんにアタックしている図』


はい、こんばんは、漫画家の雷句誠です。
今日、「どうぶつの国」の掲載される「別冊少年マガジン」発売の記者発表会にいってまいりました。場所は銀座のアップルストア。とてもオシャレな店内で、イベントスペースもオシャレです。そんなところで、「記者発表会」とは大嘘な「キャイ~ン天野さん、ボビー・オロゴンさん、ムツゴロウさんのショートコント」が行われました。

編集長さん、別冊少年マガジンの班長さんのあいさつから始まり、ミスマガジンの小林さりさんと、菊里ひかりさんが雑誌をお披露目してくれます。
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キャイ~ンの天野さんが登場です。
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天野さん、本当にプロフェッショナルな方で、しっかりと自分の「どうぶつの国」はもちろん、「別冊少年マガジン」全て読んで、それぞれの感想をしっかり言ってくれます。ええ、ここまでは非常に真面目に進んでいました。

お次はナイジェリア出身のボビー・オロゴンさんが登場!
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ここから会場の空気はお笑いの方向へ・・・

ボビーさんは故郷アフリカでの思い出を語ってくれます。
・チーターを2000円で買った。
・ハイエナはアフリカでは普通にペットとして買われている、何でも食べる。
・シマウマを蹴ったら数日家の前で待ち伏せされた。
などなど、リアルな面白話を沢山してくれます。私、大爆笑です。

と、ここで「どうぶつの王様」ムツゴロウさんの登場です!
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ムツゴロウさん、ボビーさんのシマウマ話しに食い付いて、シマウマのお話を・・・「シマウマの肉を生で食べたら、一緒に居たマサイ族が引いていた。でも、もの凄くおいしい肉だった」(向こうの人は肉を生で食べる習慣が無い、肉はライオンの食べ残したもの、ライオンは内蔵しか食べないとの事)など、これもびっくりするようなお話をします。後、ムツゴロウさんもちゃんと「どうぶつの国」を読んでくれて、「面白かった」と、言ってくれました。とても嬉しいです。中でもそのお話の中での動物の行動は実際にある事なんだよ。と、とても心強い感想も。本当に嬉しかったです。ムツゴロウさん、普段はもうお年もあって、とても小さく見えるのですが、動物について喋り始めると、もの凄いエネルギーを発散!!ボビーと同じ大きさに見えるくらいです。そして、お話しが止まりません!!その後も尽きないお話が続き・・・

司会「ボビーさんは牛とお話ができると言ってますが、実演してくれますか?」
司会「ムツゴロウさん、なんて言ってるかわかりますか?」
と、事態は怪しい方向へ・・・

ボビーさんが牛になって、ムツゴロウさんと触れ合い始めます。
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司会「おやおや、雷句先生も牛になりたそうですね~~~。」
と、人生最大の無茶振りを受けますが、ボビーさんとムツゴロウさんがとても愉しそうに触れ合っているのを見て、参戦。「モォ~~~~。」とムツゴロウさんにアタックを開始。
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こんな思い出は一生作れないでしょう。

そして、天野さんから「おやおや、担当編集さんも入りたそうですね~~~。」と、村松さんも無茶振りを受け、
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さらに天野さん「司会のお姉さんも入りたそうですね~~~。」と、最後は司会のお姉さんも参戦し、事態は収拾つかなくなってきた所で締めに(笑)

最後は皆さんと撮影をして終わりました。
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私、髪の毛乱れてますね・・・・(笑)

ムツゴロウさん、天野さん、ボビーさん、司会のお姉さん、小林さりさん、菊里ひかりさん、編集の皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。別冊少年マガジンはいよいよ明日、9月9日発売です!!
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オマケ 裏話1

最後の写真撮影の時、私の後ろにいたボビー・オロゴンさんが、「おめぇ、スゲエ汗だな。」といって、自分の後ろ髪をつまんでました。それを天野さんが、「さわっちゃダメだって」と、注意してるのが面白かったです。

裏話2

控え室でムツゴロウさんに最初のごあいさつをした時、「とても面白かったですよ、頑張ってください。」と言ってくれたのですが、その時の顔が本当に優しい顔でした。内面からの愛が溢れるような笑顔です。本当に素敵なひとときでした。

別冊少年マガジンは出来上がっています!

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雷句誠です。はい、そうです。上の写真の雑誌は別冊少年マガジンです。出来上がっております~~~~!!

内容は・・・面白いです!!自分、レベルの高い連載陣に驚きました。皆さん本当に面白いですよ!!私、頑張らないと・・・負けないように頑張りますよ~~~!!イエ~~~~イ!!

そして、明日はアップルストアのイベント、そう私は牛に・・・牛に・・・ええ?!牛?!・・・・・・修羅の門が開かれました・・・・・何故漫画家の私が、このような火渡りをせねばならぬのか・・・?きっと村松さんの陰謀に違いない。フッフッフ、フッフッフッフッフッフッフ。

しかし、面白い漫画雑誌が創刊される事になりました。これは是非買ってください。創刊号は、みんな一話目なのでどの人が手にとっても、全ての漫画を最初から読み始める事ができます。当たり前の事ですが、読み始める雑誌に取って、これほど入りやすく、嬉しい事はありません。みんな、本当に気合いが入っています!!そう!!読みやすい!!

さぁ、明日のイベントも気合いを入れてがんばります!!
詳しくは明日更新で!!


カメの親子物語。

カメの子ジロウ「あ、おかあさんとタロウがご飯を食べている。」
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ジロウはショックだった・・・お母さんが自分を取り残してご飯を食べている事が信じられなかった・・・「僕はもう愛されてはいないのだろうか?」こんな思いが胸をよぎった。お母さんの口元についた餌を見ると、よりいっそうその思いはつのり、胸が重たく感じるのだった。




カメの母さん「あ、ジロウだわ!」
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母さんは思った・・・ジロウが寝てたから先に餌を食べてるのだと・・・・餌どきに寝ているジロウが悪いんだと・・・・「餌はうめぇ、ああ、うめぇ。」この美味しさを考えると、やはり心に思ってしまうのが「私が悪いのではない、寝ていたジロウが悪いのだ。」と。




カメのジロウ「チクショーーー!!」
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ジロウはいろんな思いを胸に抱きながら餌へと近づいた。自分に隠れてえさを食べる母さんが憎かった。母さんから愛情を奪った餌が憎かった。

カメの母さんは気まずかった・・・ジロウに言い訳をしたかったが、顔一杯に餌を付けているこの私が何を言っても無駄なのは解っていた。「餌はうめぇ、ああ、うめぇ。」そう思う事で、ジロウの事は忘れた。






カメさん親子「うめぇ、ああ、うめぇ。」
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おいしい餌をほおばっていると、ジロウは(さっきまで何か憎かったけど・・・なんだっけ?)と、昔の事を忘れていた。母さんはやはり(うめぇ、ああ、うめぇ)と思う事はそれだけだった。







カメの親子は、今日も平和だった。
ジャ~~~~~~~~~~~ン!!



終わり。


さて、「アオソラ」の感想を、ちょこちょことメールでいただいたりして嬉しい所ですが、(ブログで感想を書いていただいてる所もありました、ありがとうございます。)「どうぶつの国」の宣伝も再会します。
「どうぶつの国」と、「どうぶつの国~エピソード0~」は「別冊少年マガジン」と「週刊少年マガジン41号」!に、それぞれ載ります。2つとも9月9日水曜日発売です!!
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そして、この「どうぶつの国」の前半部分がもうWEB上で試し読みできるようになっています。
http://kc.kodansha.co.jp/trial_reading/search_list.php/04783
このURLのページの検索で、作品名の所に どうぶつの国 を入れれば読めますよ~~~~。愉快なキャラたちが見れると思います。よかったら覗いてみてくださいね。

ではではまた明日!!フッハハハハ!!ニンニン。

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うお!!巻頭カラーだ!!「アオソラ」その3。

うお!!巻頭カラーだ!
大丈夫ですか?担当さん、編集長さん!!嬉しいですが、とても光栄ですが・・・恐縮です。ありがとうございます。雷句誠です。

と、言う訳で、「アオソラ」の載った月刊少年マガジンがとうとう発売されました。頑張っただけあって(いえ、どうぶつの国を始め全作品頑張ったのですが)巻頭カラーは驚くと同時にとても嬉しかったです。気の早い読者さんが感想のメールをくれたりもしています。本当にありがとうございます。
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さて・・・では一応タカを呼びましょうか。

タカ「イエーーーーーイ!!」バサバサバサバサーーー!!
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タカ「さ、話しな。」
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雷句「では、まぁ・・・・・タカも聞いてくれ。」

この作品について、3日に書いたブログで「いつか描いておきたかった」と話しましたが、それは人生では誰もが生き方を考える時が来ますし、いつかくるであろう「死」と言うものも考える時が来ます。村枝先生との対談でも話しましたとおり、この作品には自分のそんな思いが入っています。もちろんすべてがドキュメントと言う訳ではありません。キャラクターの名前はもちろん違いますし、それぞれの家族なども実際のものとは異なってきます。しかし、根底のテーマ、生き方を見つけたいきさつはやはり友人の姿にあります。なんというか、いろんな事を伝えたくての作品となります。そんな思いだけで造ったような作品です。そんな作品と言う事もあって、自分ではなかなか冷静な判断、評価などは見えません。月刊少年マガジンさんの編集さん達が押してくれなければ、きっと世に出す事もためらったと思います。

ええ・・・そんな作品です。

今、メールなどで、まだ少しだけですが感想をいただいいます。その内容を見るとそれだけでも「描いて良かった」と思います。

と、とてもなんか堅苦しい文章になってしまったので、これにてニンニン。

とと、まだ情報が・・・・「どうぶつの国」についてのインタビューに答えた、「ダ・ヴィンチ」10月号が発売されています。今日、9月5日発売です。http://web-davinci.jp/contents/guide/index.php良かったら覗いてみてください。ではでは本当にニンニン。


タカ「雷句、バッチリ聞いたぜ!イエーーーーーイ!!」
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アオソラ その2

タカ「よぉ、雷句、昨日の続きを聞かせておくれよ。」
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雷句「あ、ああ・・・タカ・・・ちょっと姿が変わってないか?・・・・いや、まぁいいか・・・」

さて、昨日から紹介している「アオソラ」は月刊少年マガジン10月号に掲載。何と、もう明日!10月5日に発売です。
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さて、このお話、自分の心の中でいつかは描こうと思っていたお話ですが、やはり、「金色のガッシュ!!」のようなファンタジーバトルではなく、現実の大体1980年代を舞台にしたお話です。自分としても初めての試みで不安もあったのですが、やはりそこを支えてくれたのは月刊少年マガジンの編集さんです。実は「どうぶつの国」は4月か5月くらいに3話目まであがったまして、別冊少年マガジンの発売まで結構な時間ができたわけです。そこで、お声をかけてくださった編集さん達の一つの月刊少年マガジンさんに「こんな読み切りを・・・」と、持っていったのが、この読み切りの始まりでした。担当さんはいろいろとお話の相談にのってくれ、自分の構想をじっくりと聞いてくれて、その上でネームを読み、これで行こうと言ってくれたものです。ちょうど担当さんも自分より一個上の歳もあり、自分と同じ少年時代の思い出の中に面白さを見つけてくれました。「あの時流行ったもの、アイテムをだそう」「このシーンを活かそう」などとの打ち合わせをし、出来上がっていきました。ここで嬉しかったのが打ち合わせや、飲みの席で月刊少年マガジンさんの編集長さんが顔を出してくれた事です。編集長さんはとても憎めない良いお人で、話していて楽しかったのが印象でした。そんなこんなでやはり自分の自身の無い分野、初めての分野でサポートしてくれる編集さんの存在はやはり嬉しいものです。そして、掲載まで持っていった事に対してとても感謝をしています。本当にありがとうございます。

雷句「で・・・漫画の内容や、何となくサイドストーリーについてはまた発売された明日に・・・って、やっぱりお前、タカじゃないだろ!!」

タカじゃない鳥「フハハハハ!!そのとおり!!私はオオワシだ!!」ジャーーーーーン!
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オオワシ「タカは今、毛虫を喰っている!!ではまた明日!!」バッサ!バッサ!バッサ!
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