福島中央テレビさんからのご依頼で、24時間テレビのイベントで使う、コインアートの元絵を描かせていただくことになりました。そして、そのコインアートの完成する8月26日に福島の方へサイン会に行きました!
たくさんの子供達が募金で集まった硬貨で「金色のガッシュ!!」の絵を作っていきます。
そして出来たのがこれ!ジャカジャン!
素晴らしいですね。ちょっと上から撮った関係で上下が少し切れてしまいましたが、見事なガッシュが出来上がりました。素晴らしいです。見た途端に「おおっ!!」という声が漏れました。
今回のいただいたテーマは「絆」ガッシュが手を差し出し、福島の人と手を取り合ってこれからも一緒に頑張ろう。という 絵です。そしてこのコインアート、これ絶対一人では出来ません。沢山の人が協力しあい、見事に一つの絵を完成させることが出来ました。「10円玉が足りない」とテレビで呼びかけたら。たくさんの人達が10円玉を持ってきてくれたり、その場で子供達が自分の財布から10円玉を出し、絵に置いてくれたりと、心温まるエピソードをいただきました。素晴らしいですね。
で、この完成を見届けてから、場所を移動し、サイン会へを行きました。
今回、「カイジ」「賭博覇王伝 零」の福本伸行先生と、「はじめの一歩」の森川ジョージ先生も来てくれています。 お二人とも福島では何度も励ましにきてくれていることで有名です。本当に嬉しいです。
サイン会は今回高校生以下限定。一般の方は残念でしたが、たくさんの子供達の笑顔を作ることが出来ました。サインをもらって喜んでいる子供達の姿は自分も本当に嬉しいです。今回そのなかでも避難所や、仮設住宅の方から来られた方が多く、そんな子達に描けたのも嬉しかったですね。
え?!サイン会の様子の写真は無いのかって?ええ・・・スミマセン・・・私、結構コインアートの撮影スケジュールがおしてしまって、サイン会場に遅れて到着。そして30分遅れで必死にサインを描き始めた為に、シャッターを押す時間がありませんでした・・・今回、森川先生、福本先生の写真がありません・・・すみません・・・・
サイン会中、私のお隣の森川ジョージ先生は
「あれ?雷句君、まだ3人目なの?僕はもう9人目だよ。」「君、どうぶつの国知らないでしょ?」などと、私の邪魔をしつつも、一歩はもちろん、 リカルド・マルチネスや、間柴、鴨川会長、鷹村さんetc・・・様々なキャラを描き、しかも写真撮影のお願いには「こちらへどうぞ」と、みずから席を立ち、子供と一緒に写真を撮ってあげるというサービス。そして余裕を持って3作家の内、最初に終了。
私は・・・・森川先生の攻撃を受けながら必死に描くも、予定終了時間の8時を越えてもまだ3分の2くらい・・・ 福本先生も並んでるファンの方達とお話をしつつ、予定通りサイン会終了。ええ・・・私また時間オーバーで、汗だらだらかきながらも8時40頃になんとか終了でした・・・並んでくれた子供達、本当にありがとうございました。今回はサインをもらえなかった大人の方も、来てくれた方がたくさんいました。ありがとうございます。
でも、今回はサライを歌えたよ!ううっ(ノ_・、)
(去年は歌えなかったので)
実は今回、サイン会で来てくれた人に聞こうと思っていたことがありました。
「災害から1年と約半年たった今、福島の人達は何を望んでいるのか?」
子供達でも、そのご両親でも、声をかけて聞こうと思っていました。
このブログでですが、何か呼びかけられることがあれば、書こうと思ったからです。
でも、予想以上に遅れてしまった為、声をかける余裕が無くて聞けませんでした。
で、帰りの駅で、福島中央テレビの人に「何を望んでいますか?」と聞きました。答えは・・・
「忘れないで欲しい」です。
「残念ながら放射線量は、少し諦めざるを得ない所がある、それでも減らしていかなければいけないんだけれど、費用や場所など、行き詰まった所があり、それにこだわると何も出来なくなる。それで一番の望みは「忘れないで欲しい」風化してしまうのが一番嫌だ。今も変わらず、高い放射線量の福島を忘れないで欲しい。」
との言葉をいただきました。(録音してた訳ではないので、受けた会話を整理して書いています。)
大切な言葉です・・・とても重みがありました。
今も子供達は外で遊べません。幼い子達は放射線が遮られる建物内で遊んでいます。親は今回コインアートの会場にもなったイオン(ショッピングセンター)に子供達を連れてきて遊ばせています。
単純に腹が立ちますね。子供が外で遊べないってのは理屈云々ではなく、可哀想です。
福島の人達は、消えない災害と知りながらも、それでも福島で生きていこうとしています。なんとかならないのか?と思うのが普通ですよ。
納得が出来ませんよね・・・
今回、元気に笑顔を作ってくれた福島の人達 に強さを感じました。1年前よりもずっと笑顔が良かったと感じました。私達も何かで少しずつ、応援し、災害の解決に協力したいですね。