やあっ、こんにちは、ななはんです。スズキのななはんです。
皆様、お元気だったでしょうか?
私は元気です。今日もご主人様に連れられて、
筑波サーキットまで来ました。  
フフッ。
ななはん
さて、ご主人様は今回、ビギナークラスから1ランク上のクラスに上がっての走行です。もう先導走行無し、自分で完熟走行して、マナーを守り、サーキットを走ります。ちょこっと走るまでの手順に不安があったようですが、筑波の講習テキストを読んで、順調にコースインできました。

しかし、今日の筑波も暑いですこと。
ツクーバの空
ご主人様、この暑さで走る前からかなり心臓がどっきんどっきんしてまして、1本目は無事に終わりましたが、予想以上に疲労しています。タイムは前回と同じくらいのタイムで安心していますが・・・身体はちょっとエネルギーを入れないとマズい!ってことで、慌ててロールパンとアリナミンV、ポカリスエットをお腹に入れていましたよ。

ご主人様の今回の課題は1速に入れるコーナーを増やす事ですが・・・1カ所は上手く行きましたが、2カ所目は(これ・・・高回転時に2速に落として、更に1速落としになるのかな?ちょっと、難しいし怖いなぁ・・・)などとチキン!ヘイ!チキン!な思考を巡らしてまして、結局出来なかったのです。

さ、2本目の走行を開始しました。今回、ビギナークラスではないのでカメラマンさんがいないのです。なので、今回の走行中の写真が無いので、代わりと言っては何ですが、以前のお写真で、まだアップした事の無いものを代わりとしてあげておきます。違う・・・
あ、スミマセン、間違えました、こちらです。これが走ってる
雰囲気だけでも伝わっていただけれたらと思います。

エネルギーを補給したおかげもあって、順調にペースを上げて行き、何人か抜いた後に先頭集団と思われる3台にくっつきます。

その先頭集団の一番後ろの太った人を抜こうと、
「あのデブだけは〜〜〜〜・・・あのデブだけは〜〜〜〜・・・」
と、太ってる方にとても失礼な呪文を唱えながらアクセルを開けて行きますが、肝心の所で抜けません。
まぁ、未熟な腕で無理に抜こうとすると事故を起こしますからね。
実際今回は1本目、2本目含めて、目の前で2台のドカティと1台のCBがスッ転んでおります。ご主人様もその悲劇を目の当たりにして、セルフコントロールをしっかりとしたのでしょう。 

ですが後半になり、その太った方との距離が徐々にあいて行きます。 
ふと、ご主人様を見上げると、
「視点を定めろ〜〜〜〜・・・・ギアぬけてないか〜〜〜・・・指先感覚〜〜〜〜・・・つま先感覚〜〜〜〜〜・・・」 
と、呪文が先ほどまでと違う文言になっております。

息は上がり、汗はダラダラと滴り落ち、ステップの上のつま先がブルブルと震え始めてるじゃないですか(笑)

ハハハハハッ!
どうやらこの暑さと連続走行で体力の限界のようですね!!!
転けないように頑張ってくだい!
ご・しゅ・じ・ん・さ・ま!

呪文を唱えながら必死に集中力を保っていたご主人様は、なんとか2本目後半も転ぶ事も無く必死に走り抜けましたのでございます。
チェッカーを受け、ピットに入り、ななはんから降りたご主人様はもう、ふるえてしばらく動けませんでしたよ。それはもう、ブルブルブルブル・・・

ハハハハハハハッ。 

ですが、そのふるえて憔悴しきったご主人様がラップショットを見ると、顔色が変わりました。

ええ、前回より3秒も速くなっているじゃありませんか。

なんと、次からは更に一つ上のクラスに上がれるのです。

どうやら先頭集団に引っ張られて、いつもよりも速く走れたようでございます。
ツナギとブーツを脱ぎ、嬉しそうにポカリスウェットを飲み干しておりました。 ピット
しかし、そのブーツを見て、またご主人様の顔色が変わったのです。
ええ・・・ブーツのつま先の金属製のガードが削れ、その削れがインソールまで達してるじゃありませんか 。
下ろしたてのブーツが・・・
実は今まで履いていたブーツのアウトソールがめくれてしまったため、数年前に買い、ずっと履いていなかったプーマのライディングブーツを今回初めて履いたのです。そのおろしたてのブーツが最初の走行でこんなにしてしまって・・・

確か5万円近くしたはずですが・・・(笑)(笑)

面白いですね。ご主人様は。いつも私を楽しませていただけます。 
さ、次は更に上のクラスのライディングでどんなことをしてくれるのでしょうか?
転けるのだけは勘弁でございますよ。私も傷だらけになってしまいますからね。

楽しみですね。

では皆さん、また会う日まで。
ごきげんよう。