「出版物の流通促進に向けた契約の在り方に関する調査事業」

経済産業省にて、行われた会議です。
会議自体は2年ありましたが、自分はその後半の1年、この会議に通い、
微力ながら意見を述べてきました。

その報告書が経済産業省のHPより
公表されましたのでご案内いたします。
この事業の成果をご活用いただければと思います。


http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/


内容としては・・・↓
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◆出版物の流通促進に向けた契約の在り方に関する検討会(平成25年度~)
 <趣旨>
  昨今、我が国における出版物の市場規模は年々縮小傾向にある一方で、電子出版物の市場は拡大傾向にある。しかしながら、現状において、電子出版に対応した契約については、まだ十分に議論がなされているとはいえず、また、出版物の電子化に伴う、出版に関する契約の見直しについては、従来の紙の出版物に係る契約に影響を及ぼす部分も存在し、併せて検討する必要がある。
  そこで、経済産業省では、著作者、出版者、有識者による上記検討会を開催し、主に「契約」に関する課題についての幅広い議論を通じ、出版物の電子化や二次利用を含めた、今後のビジネスモデルを検討する上で必要となる関連項目の論点整理を行った。
 (上記リンク先の経済産業省のHPより引用)
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この文章の下の「報告書」のPDFの文章を読んでいただければと思います。

・・・・が、

こういった契約関係に馴れていない方々にとって、とても 難しい文章になっています。しかも、凄い量です。特に連載をやられていて、忙しい漫画家さんなどは、読めないと思います。

ですが、出来れば読んで、少しでも内容を勉強していただければと思います。 
これから漫画も電子書籍の時代に入って行きます。(もう入ってるかな?(汗))
そこでお互いに不利な契約にならないように、検討を重ねた結果です。
大手出版者さんは、こういった契約に対してあまり酷い内容の契約書は作っていませんが、中小の出版者さんの中には、漫画家に対して不利な契約書がたまに見受けられます。電子出版と言う今までの紙の出版とは、別の畑から参入して来る企業も出て来る中、危険な契約を結ばれる可能性はゼロとは言えません。

この報告書の中には、契約を結ぶ時のチェックポイントをまとめたものもあります。
是非一読し、必要ならばご活用していただければと思います。

お時間ができた時で良いので、是非読んでみてください。