さて、ちょこっと時間が空いたので日記を・・・いや、小話を・・・毎月毎月別冊少年マガジンで、「どうぶつの国」を読んでくれている読者ならご存知だろうが、この「どうぶつの国」の主人公の一人、タロウザは大きくなった最初のお話で鼻水をたらしていた。
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で、このお話の次のお話の打ち合わせの時に編集さんから「鼻水は無い方がカッコよくないですか?」との感想を受けました。私はこれには反対しました。タロウザは鼻水を垂らしながら、強いどうぶつに立ち向かうからカッコイイのだ。はな垂れ坊主が次々と奇跡を起こす所にこの漫画のロックがある。他のどうぶつがはな垂れを笑い、バカにするが、そのはな垂れ坊主に助けられ、追い返される所にカッコ良さがあるのだ。私はそれほどこの鼻水に命をかけてデザインしてるのだ!!

と、打ち合わせが終り、その鼻水のカッコ良さを再確認すべく、8話目を雑誌で読み返す。
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「あれ?」

いやいや、私がどれだけ鼻水にこだわってこのデザインを・・・
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「あ・・・」

「ああ・・・」
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「・・・・・結構描き忘れてるなぁ・・・・・・・・」



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次の回で、タロウザは鼻水をかみました。


PS
あ、8月17日に発売するコミックス3巻では、上記の描き忘れは直してあります。鼻をかんでからはやはりもう鼻水はたらしてませんよ。