マラソンは、20kmでいいんじゃないかな?と、思う。

何にせよ、無事、走り終えてきました。
たとえスタート時がこのような天候でも(大雨でした。)
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スポーツクラブのお仲間さんと、何とか、42・195km走ってきました。
ええ、下の写真は前日の結団式と言う奴ですが、この時は本当に笑顔でやる気満々でしたよ。他の皆さんも元気一杯でしょ?!
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前日から天候が崩れて、雨の中のスタート、ちなみに参加者には正確なタイムが計れるように、シューズに付けるチップをいただきます。これで2万人以上いる参加者全ての正確なラップがはかれるのです。
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走り始めて、20km辺りまでは極めて順調、ここまでで大体8000人は抜いただろうか・・・(ウッハーーーカッコイイ。)
息も上がる事も無く、「お、このままいけるかな?」と、思いきや・・・・この20kmを越えた辺りで足が悲鳴を上げます・・・
モモの付け根、そして足の裏、痛くて前に出づらくなってきます。しかし、今回の自分の目標は「遅くても走りきる事」、「歩き」は無しなのである。こんな時に「努力と根性」のフレーズが体を支えましたが、給水で水をもらった時に歩いてから、とうとう駆け足に戻る事が出来ませんでした・・・

うう・・・マラソンをなめていました・・・週に2、3日、1時間で10km走る練習では、20kmしか持たない足腰しか作れませんでした・・・情けなや・・・この時の私の心は、「えどはるみや、欽ちゃんって凄かったんだ・・」と、リアルにお二人を賞賛していました・・・

それでも歩きの足を止める事だけは、してなるものかと顔を歪めながら必死に足を前に運ぶ、足の裏が腫れ上がり、踏み込むのも辛い状態でしたが、なんとか歩き続けます。

のこりの5kmが長い長い・・・ゴールまで4、5kmと書かれたプラカードを持った人が声を上げてるが、歩き始めてからの1km1kmがとにかく長く感じ始めたので、逆に「まだ4、5kmあるのか?!」と、ただでさえしぼんでいる元気が、更に落ち込む。やっとフィニッシュのゲートが見えたときは、「やったぞ・・・後少しだ・・・」などと喜んだが、歩けども歩けどもゲートが近づかない・・・砂漠にて、オアシスの蜃気楼をみながら行き倒れる旅人の気持ちがリアルにわかる・・・とても嫌な気分だ・・・それでも「ああああ・・・・あああああ・・・・」などとうめき声を上げながら、フィニッシュゲートの下をくぐったときは、涙が・・・・

出そうになったけど、なぜか「泣いてたまるか~~~!!」と思い、涙をこらえる。そして、とうとうゴール!!!・・・ああ・・・嬉しい・・・・やっと・・・やっとこの苦しみから解放される・・・・座っていいんだ・・・座っていいんだ・・・ふと横を見ると「ここで座り込まないでください」と、拷問のようなプラカードが立っている・・・ご丁寧に日本語だ。休憩所まで更に歩く・・・そこでもらったフィニッシャーズ アップルと言う、リンゴが美味しかったこと・・・この味は忘れないぞ・・・・他のメンバーさんもいたので、一緒に記念撮影。
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笑顔ですが、心はもうホテルのベッドへと飛んでいます。とにかくどこかへ倒れ込みたかった・・・

完走パーティーで、ランニングをみてくれてる立野隊長に「スミマセン、マラソンをなめてました・・・」と泣き言を言いながら美味しいビールを沢山飲む。みんなと話すと、苦しいときなどに思ってる事が、みんな同じだと言う事に驚いたり、面白かったり。

とにかく、今年最後の1大イベントを終える事が出来ました。連載が始まったら、出来ないだろうなぁ・・・タイムは6時間27分ととても褒められたものではないが、これが自分のマラソンの、第一歩である。




2歩目があるかどうかは、まだ解らない。フッフッフ。
(ランニングは続けるけどね。体も締まるし。)


そして最後に・・・
駅伝、ホノルルマラソンと来て、勘のいい読者は既に気付いた人がいるかもしれない・・・そうだ・・・雷句誠の次のマンガは・・・

「◯◯◯ツ」ものだ。

フッハッハ、フッハッハッハッハッハッハッハッハ。