嬉しい・・・
昨日の11月14日は本当に嬉しい日でした。
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文星芸術大学のマンガ専攻で、生徒達にマンガを教えてらっしゃる、ちばてつや先生にお会いする事ができました。ちばてつや先生は、もう説明はいらないと思いますが、「あしたのジョー」や、「あした天気になあれ」「おれは鉄兵」など、たくさんの名作を生み出した、我々に取っては神様のような漫画家さんであります。

漫画を勉強している生徒さん達の前で、ちば先生達と自分が漫画制作について語り合う。そんな感じの授業、講義です。

本当に夢みたいな事ですが、私は、ちば先生と3、4時間、ずっとお話しする事ができました。
漫画制作で気をつけねばならない事や、技術、特に今回はお話作りに関しての講義でした。お話ししていてやはり凄かったのが、ちば先生のお話している内容である。ちば先生は本当に「天才」で「現役」です。教えている内容の重要な事!とにかく実戦で役に立つ、大切な事をお話ししてくれました。自分も生徒としてものすごく勉強になりました。そして、今も昔も、漫画を作っている人たちは同じような事を考え、同じような情熱を持っているのだなと、そんな共通点が見られると、心が嬉しくなるものです。

私も、学校側からのお願いで、原画を数点もってきて、生徒さん達に見せる事ができました。
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生徒の皆さん、本当に真面目に見てくれました。そして、自分なりに教えれる、テクニック、特にカラーのテクニックなどは、生徒さんたちも真剣に耳を傾けて聞いてくれました。嬉しい。
世代的に、「金色のガッシュ!!」が生徒さん達の少年時代~高校、大学までにやっていて、彼らのタイムリーな作品でもあったため、読んでくれている子が多くて嬉しくもなりました。

大学で教える漫画とは、一体どんな内容かと思いましたが、今日訪問したこの文星芸術大学の漫画専攻は、本物です。ちば先生が教えている事は、私たち、プロの漫画家も聞き逃してはいけない大切な事ばかりです。やはり、歴戦を勝ち抜いてきた先生の持っているもの、特に考え方は、凄いものでした。そして講師の方々も「現場」を作り上げてきた本物の方です。講師の方々が出すネーム直しや、作品作りのアドバイスは、現場の「それ」そのものです。とにかく驚くばかりでした。漫画の勉強は漫画家さんのアシスタントについて、現場で学ぶのが一番だと思っていたのですが、その現場が、ここにはありました。そして、ここには「同世代の仲間」ができると言う羨ましいメリットも見つけ出せました。アシスタントをしてると、仲間はできますが、やはり先輩、後輩、他の先生のアシスタントさんと、なかなか「何十人もの同世代」という者はできにくいものです。このあたり、大学っていいなぁと感じましたよ。

最後に・・・ジョーのサイン・・・ちば先生、本当にありがとうございました。お食事まで一緒にさせてもらって、最後に帰りの車で、ちば先生をお送りしてる時は、まさに夢のようでした。(ちば先生の家が自分の家と本当にご近所でしたのです。)

ちば先生、いつまでもお元気なまま、生徒達に素晴らしい事を教え続けてください。
雷句誠は本当に幸せ者です。ありがとうございました。

ハハハハハ・・・やったぞ・・・ジョーのサインだ・・・ハハハハハハハハ(嬉し涙)