本日10月21日火曜日、午後1時30分より、東京地方裁判所にて、雷句誠が(株)小学館に対して起こした、損害賠償訴訟に対する和解協議がありました。

自分、雷句誠の意見を組んで、小野智彦弁護士さんが作った、小学館へ対する和解案。それに対する小学館側のお返事、そしてそれに関する話し合いです。

はい、タイトルの「1回目」とありますとおり、今回の話し合いで和解の結論はでませんでした。こちら側で、絶対に譲れない条件があり、小学館側でもそれを呑むことができないため、次回までに双方とも和解案を練り直し、次へのお話し合いとなります。

自分としては、今回の小学館側が出してきた和解案の答えに対して、一言、二言、物申したい気持ちで一杯ですが、やはり「和解」の協議の途中です。そこは抑えて発言を控えます。

次回の和解期日は11月11日火曜日、午後3時より東京地方裁判所にて行われます。この和解期日は一般の方は傍聴できませんので、お気をつけ下さい。

自分、雷句誠としましても、納得の出来かねる和解だけはしたくありません。この和解案が、双方ともに平行線をたどり、和解成立しなかった場合は裁判所の判決を待つという形にもなりえます。

応援してくれている方々、もう少々お待ちください。

ちなみにこの和解期日、もちろん自分は初めてですが、その話し合いの仕方がとても良く出来ていると思いました。和解の話し合いの部屋に、原告(雷句誠と小野弁護士)と、被告(小学館の人と、その弁護団)と、裁判官が入り、まず、どっちの言い分を先に聞くかを決めます。今回は被告側(小学館側)の答えを先に聞くと言うことになりますと、我々原告(雷句側)は、部屋から出ます。部屋には被告側と裁判官だけが残り、裁判官がその被告側の言い分を聞くことになります。被告側の主張が話し終わったら、今度は被告が部屋から出て、原告(雷句側)が部屋に入り、裁判官の口を通じて、被告の主張を原告に伝えるのです。そして、その被告側の主張に対して、原告側の意見を裁判官に聞いてもらう、その言い分を聞いたら、また原告が部屋を出て被告が部屋に入り裁判官から原告の主張を・・・と、言うように、原告と被告が直接話し合うのではなく、裁判官を通じて話し合いが進んで行くと言う物です。

確かにこれだと冷静に話し合いが進みます。話し合ううちに感情的になって、喧嘩になると言うことが無いのですね。自分は「ああ、よく出来てるなぁ。」と、ちょこっと感心、勉強になりました。こういう場所は、普通の人はあまり入る機会、見る機会が無いと思いますので、ちょこっと皆さんも、これを機に裁判のシステムと言う物を知ってもらえたらと思い、書いてみました。