今日、アメリカのシカゴからニコラス君が遊びにきました。

ニコラス君、実は難病と闘う12歳の少年です。
自分が以前、チャリティーオークションでもお世話になった、「メイク・ア・ウィッシュ」と言う、難病の子の夢を叶える事が目的のボランティア団体さんから、今回の訪問のご相談を受けていたのです。ニコラス君は日本のアニメやコミックが大好きな子。闘病中、ガッシュのアニメやコミックも読んで治療を頑張っていたのです。で、「雷句誠先生に会いたい」との事。光栄この上ない。もちろん自分はオッケーですと答えると、ニコラス君側は体調が安定した最近、「日本にも行けるよ」との主治医さんの言葉を受け、遊びにきてくれたのです。やったぜ、ヘイヘーイ。
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まずは玄関でご挨拶。ニコラス君はご家族、(お父さん、お母さん、叔父さん)で来てくれました。私は言う。「ナイストゥーミートゥー。」ニコラス君達も言う「ナイストゥーミートゥー。」ハッハッハ、私の英語も通じるじゃないか。でも、ちゃんとボランティアの通訳の人も来てくれてますよ。最初、ニコラス君は緊張してましたが、「私が雷句誠だよ。」と言うと笑顔を見せる。笑うとかわいいのよ、ニコラス君。

ご家族に支えられながら家に入り、まずは質問を受ける。「いつから絵を描き始めましたか?」「絵が上手くなるには、どんな事をしましたか?」「お話はどうやって作りますか?」などなど、それぞれちゃんと答えるとそれぞれに納得のニコラス君、そして、ニコラス君も絵を描くのが好きと言う事で、スケッチブックを見せてもらう。そこに描いてあったのは沢山のモンスター。凄い迫力のものもあれば、かわいいものもあり。そしてかっこいい騎士の絵もあり。自分の魔物コンテストの入賞作品に引けを取らない出来で驚く。さらに驚いたのはとても迫力のあったモンスター2体、1体が辛い抗がん剤治療を現したもので、1体は自分の病気を現したもの。ニコラス君自身を苦しめているものを、ニコラス君が絵にしていたのです。この点は凄いし、驚きました。どうりで絵の持つ力が凄いと思ったものです。子供の感情を絵にする力を真直に見たのは初めてでした。でも先にも話したように、かわいい魔物もいる。「友達のモンスターもいるよね?」と聞くと、「ちょこっとね。」と、照れ笑いのニコラス君。ページをめくって行くと、「あれ?これはちょこっと違うかな?」と思った絵のページが現れる。ニコラス君の母親が「ああ、それはお父さんが描いた絵よ。」絵がユニークだったのもあり、一同大爆笑。除雪の仕事をしている叔父さんが雪だるまになっている。残念ながら絵の腕は、ニコラス君の方が達者である。全部の絵を見終わって、とにかく良かったのでニコラス君を褒める。これからも描き続けてね。

そして、絵を描いてほしいと言う事で、B4の紙に漫画と同じようにガッシュと清麿のイラストを描く事に。とにかくニコラス君は漫画家がどうやって絵を描くか?これを見てみたかったようで、下書きからペン入れ、そして仕上げまで、となりでまさに「凝視」してました。自分もちょこっとニコラス君に見やすいように絵を描く。きっと、40~50分はかかったと思いますが、片時も目を離さず見ていました。完成して渡すと本当に喜んでくれる。嬉しいねぇ。ニコラス君、自分が絵を描いている途中で鏡を使ってた事が気になっていたようで質問してくる。鏡はデッサンの狂いを確かめる事と、手などを描く時に自分の手を見ながら描く事を教えてあげると、とても納得。感心してくれる。この子は本当に絵の勉強がしたいんだなぁ。とこちらも感心。頑張れ、ニコラス君。

絵を額に入れて、お母さんに渡す。最後に記念写真をみんなで撮る。カメラマンの叔父さんが、とても愛嬌がある、ご家族全体がとても良い感じなのである。とてもお互いを大切にし合っています。愛情がとても溢れてるご家族で、見ているとこちらも嬉しくなるものです。 

最後の質問では、ニコラス君の緊張も解けてきたのか、話しかける度に笑顔で返してくれました。かわいいのう。後で事情を聞くと、ニコラス君は治療の後遺症で表情がでにくかったようです。が、とても笑顔になっていましたよ。

最後に握手をしてお別れです。元気にまた笑顔を見せてくれます。その元気だぜぃ!
とても明るい叔父さんは最後まで手を振ってくれました。

最初は自分もとても緊張しましたが、とても幸せな時間がすごせれましたね。フッハッハ。

そして、やはり子供は強い!難病などものともせず、(いや、本当に苦しい時もありますが)元気に今を生きてました。こんな強い子にガッシュが愛されて、なかなか私、幸せな気分でしたよ。また、元気な姿でぜひに会いたいですね。

とても嬉しい1日でした。