さて、前回の日記の告知のとおり、
20日は自分のバイクのお店のツーリング、
そして21日はなんと、御神輿を担がせてくれると言う事で、浜降祭に行ってきました。

本当は21日に茂木のサーキットイベントに行く予定でしたが、19日の土曜日、またまたバイクつながりの先輩から「21日の浜降祭どうする?」とのメールが・・・

実は1年前の先輩の神輿を担いでる日記を読んで、「羨ましい」とコメントしたところ、「来年担がせてあげるよ。」との返事、さすがに1年経っていたので忘れてたのですが、メールをもらって、すぐに茂木をキャンセル、「浜降祭、行かせてください!!」と、チャレンジする事になったのです。

20日、お店のツーリングは日光のもみじラインをメインにした峠道、仲の良い店員さんでSP-2と言うとても速いバイクで速く乗る方がいるので、その人の後ろをなんとか着いて行こうとしましたが、やはりそこはルーンと私の実力の限界、終始ステップをスリスリして峠を攻めましたが、追いつくにはいたらず、残念。まあ、実力以上の無理をしてこけてしまっては何にもならない世界、離されながらも自分の走りの課題を見直しつつ、楽しくツーリング。天気もよく、牧場でのバーベキューもとても美味しく、最高でした。お土産にお酒のおつまみにぴったりな漬け物を買い、解散。私はそこから急いで帰路に着く。

なぜ急いでいるかって?20日の午後7時には神奈川県の寒川町に行かなければいけないからだ。

・・・そう、お祭りは、『徹夜』で行われるのである!!

結局待ち合わせを午後8時にしてもらい、ツーから家に荷物をとりかえただけの感じで先輩Sタロさん家へ。Sタロさんの家でご家族にご挨拶、みなさんニコニコ顔で迎えてくれました。お祭りの衣装を貸してもらい、ご飯を食べたりして午後10時30分、Sタロさんの住んでる町の倉見神社へ。御神輿の会長さんのところへ行き、「宜しくお願いします。」とご挨拶。

そして次々と集まる御神輿を担ぐ方々。トラックの荷台に何十人も乗ってやってきたり、遠いところでは山形から担ぐためにやってくる団体もあります。神社がいっぱいになるくらいの人が集まり、神主さんも含めて式が行われ、深夜0時ごろ、いよいよ御神輿の出発です。

まずは寒川神社まで、倉見の御神輿を担いで行くのですが、この時私はまだ見学。Sタロさんいわく、「まだみんな元気だから危ない。」との事、はい、そのとおりで、皆さん元気に「ドッコイ、ドッコイ、ソーラ!!ソーラ!!」と、御神輿を大きく上下させて担いで行きます。(このとき担いでたらきっと本当に危なかった・・・)

寒川神社に次々と集まる御神輿達。
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寒川神社について、Sタロさんと御神輿をバックに写真を一枚。
私も笑顔でまだ元気があります。
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そして、大きな式を終えた後、寒川神社に集まった御神輿達がいざ海岸へと向かいます。
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ちなみに浜降祭を詳しく知りたい方はこちらで「浜降祭」と入れてみよう。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/

この道中で、担いでいる皆さんも徐々に勢いが収まってきた頃にSタロさんに「そろそろ行ってごらん。」と言われ、御神輿のそばに付き、担ぎ手が離れたところにさっと入り担ぎます。

「お・・・重い!!」

そう、御神輿は重いのである。しかし、みんなと声を合わせ足取りを合わせて担ぐうちになんとかいける感じに!!キツい時は声を張り上げると力が出ます。「ドッコイ、ソーラ!!」「ドッコイ、ソーラ!!」と、みんなと一緒になって担げている事が何故か嬉しい。とても一体感がある。限界が来て、横を見ると変わる準備をしてくれている人が目線を送る。サッと神輿を抜けるとすかさずその横の人が代わりに入る。これの繰り返しで、お互い力を貸しあいながら重い御神輿を茅ヶ崎の海岸まで運びます。ちなみにキツい顔をしている人はいません。みなさん笑顔で担いでいます。

そして明け方の5時ごろ、遂に海岸へ・・・
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メインである寒川町の4社を始め、沢山の御神輿が集まる姿はまさに勇壮そのもの。眠気も飛びます。
しかし、肝心の御神輿を海でお清めする・・・いわゆる御神輿を担いだまま海に入るのはやはり初めての私には危険と感じで見学に・・・
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いやぁ、結構深く浸かってました。自分が担いでいたら本当に危なかった・・・(汗)

御神輿が全て揃い、担ぎ手達はちょこっと休憩。Sタロさんとワイワイしながらおにぎりを食べ、ビールを一缶もらい、海岸に座って目を閉じたら瞬間的に眠りに落ちる。そうなのですよ。やはりこのお祭りは少しでも寝ておかないと体が持たないのです。20日のツーから全く寝てない私がもつものではないのである。ハッハッハ。で、1時間後起こされて、今度はお清めを終えた御神輿をお社に返すため、来た道を担いで帰ります。

この帰り道もなかなか頑張りましたよ。もう、私の肩は触るだけでも激痛がきていたのですが、キツそうな場所で人が抜けたりすると「今行くぞ!!」って感じで行けるのですよ、これが。とにかく限界がきたら声を出す。そうするとまだ力が出る。帰りは行きよりもかなりキツい。ワハハ。でもそんななか長く担いでいる人を見ると、本当に「凄い」と感じる。まさに男の中の男である。素で尊敬できます。男の見せ所はこう言う時だと自分も頑張る。

行きも帰りも、ある地点で中継地点としてトラックに御神輿を乗せての移動があるのですが、そのトラックの前で乗せる前のもうひと頑張りと言った感じで「ドッコイ、ドッコイ」と御神輿を上下させるのですが、我らが限界に達してるところで、先頭で調子を取る会長さんがなかなかトラックに御神輿を乗せてくれません。

会長さん「もっとー!もっとー!」
私「なんだってー?!」(心の声)
会長さん「もっとー!もっとー!」
私「なんだってー?!」(心の叫び)

正直、この時の「ドッコイ、ソーラ!!」のかけ声は笑いながら叫んでいました。
叫ばないと、もう、落ちてしまいそうで・・・・
そしてやっと「おつかれーーーー!!」って感じの合図で御神輿をトラックに。
心からの喜び。「歓喜」とはこの事を言うのであろう。

だが、まだ神社には着いていない。
トラックが中継地点に付き、御神輿を下ろし、倉見神社まで最後のひと頑張り。配られる麦茶が美味しい。そしてまた担ぐ。かなり頑張った。なかなか意地で頑張りました。かなり声を出してドッコイ!ドッコイ!と・・・しかし、次の休憩地点で限界がきました。ええ、もう体が御神輿に近寄ろうとしません(笑)みなさん、がんばって!!本当に頑張って!!心の底から応援しました。

そして遂に倉見神社に到着!!
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皆さん頑張った。本当に頑張った!!ワーーーーイ!!やったぞーーーーー!!ワッホーーーーーイ!!

終わりの式が行われ、Sタロさんとエッヘッへ、と笑いあい、最後に会長さんに「ありがとうございました。」と、御礼を言ってお祭りを後にしました。その後にSタロさんと食べたラーメンの美味しかった事。

キツかったけど、楽しかった。あの「一緒に頑張ってる」と言う連帯感は他では味わえない感動である。お祭りとは本当に人と人との触れ合いだと思いました。なんだかとても嬉しいものなのです。

今までの私の「お祭り」とは、射的、たこ焼き、お好み焼きにりんご飴。いわゆる出店のイメージが全て。少しだけ盆踊りを踊った事がある。その程度である。

しかし、他の皆さんも同じようなイメージしかもてない人は多いと思う。だからこそ今回の御神輿の参加は本当に嬉しかった。まさか担げるなんて思いませんでした。サーキットイベントほっぽり出してきて良かった。「お祭り」の本当の姿が見れたのです。

来週またやるよ。と、言われたら、少し参加に迷う。だって・・・もう動けない・・・・今やっと肩の痛みが治まってきたところよ・・・
だが、また来年となると、「また、漢になる時がきたか・・・ハッハッハ。」と、心に何か奮い立つものがあります。

お声をかけてくれたSタロさんに本当に感謝です。そしてSタロさんのお姉さんに旦那さん。お母さんとお父さんも首に巻く氷嚢をもって応援にきてくれました。本当に家族ぐるみでありがとうございました。

さ、なんだか男としての格も一段上がった気持ちだぞ。ハッハッハ。ラオウにでもなった気分だ。なんて感じで今日の日記はこれまで。なんだか、今までで一番日記らしい日記を書いた気がしますね。

あとスミマセン、裁判情報はまた後日。
明日弁護士さんとの打ち合わせがありますので、その後の方が詳しくも書けれると思います。宜しくお願いします。